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PROFILE
創 造

己を信じて明るい未来を

1949年(昭和24年)9月3日、48人の有志達が戦後の荒廃した祖国日本の復興を目指し、日本の青年会議所運動は産声を上げました。

それから4年の歳月を経て、1953年(昭和28年)7月、ここ飯塚の地においても先の有志達と志を同じくする35人の有志が「一誠有」の言葉の下、明るく豊かな社会の実現に向けて集い、飯塚青年会議所は誕生しました。

本年度、社団法人飯塚青年会議所は創立59周年を迎えます。これまでの長い歴史の中で諸先輩方が築き上げられた偉大なる功績はこの「まち」に今もなお息づいています。58年間、その途方もなく長い時間には先人達の熱い情熱とたゆまぬ努力の結晶が刻まれてきました。これは、私たち今を生きる現役メンバーにとって誇りとなっています。



私は2004年に入会し本年で8年目を迎えます。これまでの青年会議所運動を通して様々なご縁を頂き、自分自身を大いに成長させることのできる機会に恵まれました。

それは一重に、諸先輩方は勿論のこと、地域の方々のお陰であると深く感謝しています。

私は、出逢いとは必然ではなく偶然であると強く感じます。しかし、その偶然を必然とするべく頂いたご縁を感謝せずにやり過ごしていれば何の意味もなくなってしまうのです。現在、どれほどのメンバーがその偶然の出逢いに感謝を感じ行動しているでしょうか。もはや青年会議所運動で知り得る人や情報は当たり前と感じているメンバーも少なくはないように感じます。入会した頃に感じた気持ちをもう一度思い出し、緊張感を持ってその機会を頂いているという謙虚な姿勢、慎みを持ち行動することでこれまで以上に点である出逢いが繋がって線となりさらに、輪となるのではないかと感じます。これをJC運動に置き換えれば、点であるJCと地域が線で結ばれ輪となり「明るい豊かな社会」を創造出来れば、この「まち」の可能性を無限大に広げていく事が出来ると確信いたします。



◇人間力 己を信じて◇

青年会議所はリーダーを育てる団体であると考えます。リーダーとはいくつかの資質が必要とされます。自分に欠けている資質を理解し、仲間と共に補い成長し、時代の先頭を走り道筋をつけ社会を牽引する使命が我々にはあるのではないでしょうか。

そして、私たちJAYCEEは青年経済人として基本である礼儀作法など他の模範となるよう今一度見つめ直し、これまで以上に青年経済人としてJAYCEEとしての責任を自覚する必要があると考えます。また、JC運動は勿論のこと仕事上においても自らの立ち位置を十分に理解することは大変重要です。すなわち、一人ひとりが自分の役割、担いを把握しそれを確実に行うという様な基本的な部分ももう一度見つめ直します。

また、誰しも大変な事からは逃げ出したくなるものです。限界を自分で決めつけ、自分自身で納得しているのではないでしょうか。しかし、真の限界は自分では見えないものだと私は思います。だからこそ、何事ももう一歩前へ前進し行動してみることが重要であると考えます。行動することにより気づく事の出来るものも多く有るのではないでしょうか。

熱い情熱を持って入会した頃に志した想いをもう一度呼び起こし、一人ひとりが常に己の可能性を信じ、如何なることにも深く考え、悩みそして新たなる道を創造し行動することにより成長していけば青年経済人として、JAYCEEとしての人間力の向上に繋がると確信いたします。



◇創造力 明るい未来を◇

時代の流れは想像以上に速く、今必要とされているものを的確に捉える力、情報の収集はこれまで以上に重要な課題になってきます。

昨年も情報の収集・発信は各地行政の協力のもと行って参りました。そこで、本年度は今までに構築されたネットワークを十分に活かし、さらに地域に求められるような事業を創造し展開いたします。また、この地域の歴史や特徴を活かしつつ、未来の故郷を創造することで活気ある「まち」となる事と確信いたします。

いつの時代も明るい子どもの笑顔は地域の宝です。子どもたちの未来は希望に満ち溢れていなければ「明るい豊かな社会」は築けないと考えます。しかし、現代の混乱した社会状況下において子どもたちが未来に希望を持てるような社会では、なくなりつつあるのではないでしょうか。まずは、私たち大人が次代を担う子ども達に残せるものを創造し伝えていく事が出来れば必ずや子どもたちにも「明るい豊かな社会」は創造出来るのではないでしょうか。思い描くだけではなく創り出す行動力こそが明るい未来へと繋がる原動力となるのです。

子どもたちを地域全体で温かく育めるそのような地域にこそ、人は集まりいつまでも愛される故郷となることと確信いたします。



結びになりますが、東日本にて発生致しました大規模な震災及び原子力発電所の事故は皆様の記憶にも新しいかと思います。それにより、今後の日本の経済の焦点は当面の間、東日本へと向いて行くことは必至であります。だからこそ、我々は中央に頼らず自立して行かなければなりません。そのためには、JC運動を通して今以上に個人レベルの底上げを行っていき時代に求められるJAYCEEそして経営者としてのスキルを身に着け青年経済人として、我が国日本を思う一人の若者として、ここ飯塚から全国へ元気を発信して行ければ復興の足がかり、更には日本経済の復活の一助になると確信いたします。

そして、JCの基本理念である「明るい豊かな社会」を、今を生きる我々JAYCEE一人ひとりが創造しなければならないと考えます。「修練・奉仕・友情」の三信条を心底に抱き青年らしくどんな困難にも不撓不屈の精神で立ち向かい、全ての事象に感謝の念を持ち続け、驕る事無くいかなる場合も初心を忘れず行動すれば必ずや地域全体の活性化に繋がると強く確信し本年度一年間、全身全霊をかけて行動いたします。